第10弾英語版【WHISPERS IN THE WELL】収録カードリスト

ディズニー・ロルカナ英語版第10弾「WHISPERS IN THE WELL」は、井戸の底から聞こえる“ささやき”を追うミステリー仕立てのセットです。探偵役のキャラクターたちが活躍する物語とともに、新カードタイプ「ささやき」や新能力「ブースト」が登場し、これまでとは一味違う駆け引きが楽しめます。ローテーション後2番目のセットとして環境のカードパワーも大きく更新されており、構築戦・リミテッドのどちらでもデッキ構築の自由度が広がる注目の弾です。

新しいギミック「ささやき」と「ブースト」

本セットの最大の特徴は、新カードタイプ「ささやき」の実装です。これは一部だけ具現化した不完全なグリマーで、専用の処理によってカードをその下に重ねていくことで真価を発揮していきます。通常のインクを支払う代わりにデッキトップを犠牲にするような動きが要求されるため、将来引くはずだったカードを“今のリソース”として使うかどうかの判断が重要になります。トップを確認できる効果と組み合わせれば不要札を処理する手段にもなり、運と技術のバランスが問われるギミックです。

また、新キーワード「ブースト」によってインクを追加で支払い、カードを下敷きにして能力を強化する動きも登場します。これにより、序盤はインクとして使うか、後半のブースト用に温存するかといった選択が増え、プレイの奥行きが一段と深まります。世界観面では、探偵や調査官が多数登場し、盤面の情報を集めて有利交換を仕掛ける効果が豊富です。さらに、石像の一族や闇の大釜をめぐる作品など、新規フランチャイズが参戦し、墓地からの再利用や広範囲の妨害といった新しいアーキタイプも形成されます。全体として、スタッツ水準が一段引き上げられており、単純な数値勝負になりがちな場面でも、新ギミックをどう絡めるかでプレイヤーの腕が大きく出るセットになっています。

WHISPERS IN THE WELL収録カードリスト

メインセット204枚に加え、エンチャンテッド18枚、エピック18枚、アイコニック2枚の計242種構成です。新カードタイプや再録を含め、多様なデッキ構築が可能になります。

WHISPERS IN THE WELLのブースターパック＆ボックス

ブースターパックは1パック12枚入りで、レア以上が2枚、最後の1枚はフォイルもしくはエピック／エンチャンテッド／アイコニックに差し替わる特別枠となっています。1ボックス24パック構成のため、リミテッド用のカードプールを一気に揃えたい場合や、新ギミックを幅広く試したいプレイヤーにはボックス購入が効率的です。プレリリースでは6パックを使ったシールド戦が行われることが多く、新カードタイプやブーストの感触を実戦で確かめる絶好の機会になります。

WHISPERS IN THE WELLのスターターデッキ

本弾では、アンバー／エメラルドとサファイア／スチールの2種のスターターデッキが登場します。どちらも60枚構築済みで、簡易ルールやプレイマット、各種トークン、さらにブースターパック1個が同梱され、買ってすぐに対戦を始められます。片方は新カードタイプを中心としたコンボ寄りの戦略、もう片方は調査・妨害に長けた中長期戦向けの構成になっており、どちらを選んでもセットの雰囲気とギミックをしっかり体感できるのが魅力です。

WHISPERS IN THE WELLのIllumineer’s Trove

Illumineer’s Troveは、ブースター8パックに加え、収納力の高いストレージボックス、6枚の仕切り、6個のダメージダイス、スピンダイヤル式ロアカウンターなどが一体になった上位セットです。カードの保管・仕分けを一度に整えられるため、ローテーション後も継続的に遊ぶプレイヤーに特におすすめです。新カードタイプや高レアリティを少しずつ集めたい方は、スターターデッキとTroveを組み合わせることで、構築・コレクション・管理の3点を効率よくスタートできます。

第10弾英語版【WHISPERS IN THE WELL】まとめ

「WHISPERS IN THE WELL」は、第10弾かつ新ローテーション2セット目として、ゲームの奥行きと物語性を大きく押し広げる拡張です。不完全な姿から成長していく新カードタイプや、インクではなくデッキトップをコストにするようなギミックにより、これまで以上に“選択”の重みが増した環境になります。探偵や石像の一族、暗黒の大釜をめぐる新フランチャイズの参戦もあり、既存デッキの強化だけでなく、まったく新しいアーキタイプの開拓も楽しめます。