【GP2025 Autumn 京都】ハクナマタターズ ryo選手
メインデッキ | 枚数 |
---|---|
大砲発射! | 2 |
アイスポー | 4 |
剛健の宝球 | 4 |
ティポ – 育ち盛りの息子 | 4 |
ミスター・スミー – マヌケなお仲間 | 4 |
未来の幻視 | 4 |
ひと足お先に – ONE JUMP AHEAD | 4 |
ピート – リングのレフェリー | 4 |
魚の骨ペン | 4 |
ヒーラム・フラバーシャム – おもちゃ職人 | 4 |
コグスワース – 大きな古時計 | 2 |
野獣 – 悲劇の主人公 | 2 |
チェン・ポー – 皇軍兵士 | 3 |
ホール・ニュー・ワールド – A WHOLE NEW WORLD | 4 |
剣をふるえ! | 2 |
シンバ – 戦う王子 | 3 |
ラッキーダイム | 2 |
タマトア – シャイニー! | 4 |
ムファサ – プライドロックの統治者 | 2 |
32枚14枚16枚 | 62枚 |
「サファイア/スティール コントロール」は、序盤をスティールの除去で受け流しながらサファイアでリソースとインクを伸ばし、強固な盤面と手札差で勝ち切るデッキです。土台づくりの要はアイテム群で、アイスポーや剛健の宝球を設置し、さらにそれらをヒーラム・フラバーシャム – おもちゃ職人でドローに変換して循環させます。アイテム→ドロー→再展開のループができると、除去と展開の双方が安定します。
細かいテンポ取りはスティールの軽量札で。序盤の横並びには大砲発射!、見通しと選択肢の確保には未来の幻視が便利です。インクブースト枠のひと足お先に – ONE JUMP AHEADや、手札を整える魚の骨ペンも、後述のフィニッシャーへスムーズにつなぐ潤滑油として機能します。
中盤の受けは盤面要員で固めます。挑まれたチャレンジを受け止める壁役にチェン・ポー – 皇軍兵士やシンバ – 戦う王子、テンポを落とさず場持ちするコグスワース – 大きな古時計、長期戦で手数を増やす野獣 – 悲劇の主人公が頼りになります。低〜中コスト域ではティポ – 育ち盛りの息子やミスター・スミー – マヌケなお仲間でロアを稼ぎつつ、除去とクエストの両立を意識します。
勝ち筋は二軸です。一点目は継続的な価値獲得からの蓄積勝ちで、タマトア – シャイニー!+ラッキーダイムで盤面と手札差を広げます。二点目は一気呵成のゲームクローズで、ムファサ – プライドロックの統治者着地からクエスト→実質インク倍化の流れで、返しに対処されにくい“不可逆の盤面”を作ります。どちらの線も、アイテム基盤とドローが厚いほど成功率が上がります。
アクション対策はこのデッキの真骨頂です。ピート – リングのレフェリーで相手の切り札アクションを封じると、BE PREPAREDやホール・ニュー・ワールド – A WHOLE NEW WORLD、秘密のブルーノ – We Don’t Talk About Brunoといった逆転札を1ターン無力化できます。相手の山構成を踏まえて「今止めたいアクション」を明確化し、ピートを合わせるだけで、巻き返し不能のターンを意図的につくれます。
リセットと踏み込みのタイミングも重要です。大量展開を許したら剣をふるえ!で盤面を掃除し、こちらだけ再展開——という基本線を徹底します。ピートが居るターンにこちらのホール・ニュー・ワールド – A WHOLE NEW WORLDで手札を総取り替えし、相手だけ行動を縛ったまま大駒(タマトア/ムファサ)を通す動きは特に強力です。
マリガンは「アイテム(アイスポー/剛健の宝球/魚の骨ペン)+軽除去(大砲発射!)+中盤の受け札(チェン・ポー/シンバ)」を目安にキープします。ルビー/サファイアやアメジスト/ルビーが相手なら、ピートか剣をふるえ!のどちらかを優先して残し、後手のときはインクブースト(ひと足お先に)でテンポ負けを回避します。ゲーム中はヒーラム・フラバーシャム – おもちゃ職人を絡めてアイテムを回し、ドロー密度を高めながら“止め所(ピート)と踏み込み所(ムファサ/タマトア)”を見極めてください。
細かなコツとして、相手がリセットを構えていそうならクエスト役に低コスト(ティポ/スミー)を回し、高コストは温存。逆にこちらが剣をふるえ!を握っているときは、相打ち前提で盤面交換を進めてから一掃→再展開へ。シンプルですが、資源差を最大化する基本動作です。受け・備え・踏み込みの三拍子を噛み合わせれば、「サファイア/スティール」らしい堅実な勝ち筋を安定して通せます。