【GP2025 Autumn 京都】STT 卍初手竜舞三二一卍選手
メインデッキ | 枚数 |
---|---|
チェルナボーグの従僕ども – 邪悪の眷属 | 4 |
ラフィキ – 謎めいた闘士 | 1 |
魔法のほうき – イルミナの保守係 | 3 |
マダム・ミム – ヘビ | 4 |
ティポ – 育ち盛りの息子 | 4 |
マダム・ミム – キツネ | 4 |
マーリン – カニ | 3 |
ミッキーマウス – 名探偵 | 1 |
ファシリエのたくらみ – FRIENDS ON THE OTHER SIDE | 4 |
魔法使いの呪文書 | 1 |
偉大なる石像の龍 | 1 |
図書室 – ベルへの贈り物 | 4 |
マーリン – ヤギ | 4 |
マダム・ミム – ゾウ | 2 |
マーリン – ウサギ | 4 |
ベル – 熟練なるミスティーク | 4 |
エルサ – 第5の精霊 | 4 |
ネコババ | 1 |
ネコババ | 1 |
レット・イット・ゴー – LET IT GO | 3 |
エルサ – 冬の精霊 | 3 |
45枚2枚9枚4枚 | 60枚 |
「アメジスト/サファイア ミッドレンジ」は、横に並べてクエストしつつ、要所でテンポを取り返す一手を差し込みながら中盤の主導権を握ることを目指します。サファイアのインクブーストと広域対策としてのレット・イット・ゴー – LET IT GOを厚めに採用し、ビッグプランを取る相手(いわゆるルビー/サファイア系)にも構えられるのが持ち味です。
本デッキの心臓部は「王様の剣」パッケージです。プレイや離脱時にうまみを残すマーリン – ウサギやマーリン – ヤギ、マーリン – カニを出したあと、マダム・ミム – キツネやマダム・ミム – ヘビで手札へ戻して再利用します。1ターンの中で「出す→戻す→もう一度出す」を繰り返すだけで、カード・ロア・スタッツのいずれかで確実に得を積み重ねられます。ミムで戻す対象は基本マーリンですが、相手のチャレンジから守りたい要員(後述)を一時退避させる用途でも優秀です。
盤面の殴り合いではマダム・ミム – ゾウが要です。高意思力で突っ張りつつ、受けたダメージ・カウンターをベル – 熟練なるミスティークに託して移し替えれば、相手のキーカードを一方的に退場させる場面が生まれます。たとえばマウイ – みんなの英雄の攻撃をゾウで受け、残ったカウンターをベルで相手側へ配れば、こちらの盤面は最小被害で相手だけを崩せます。ダメージ・カウンターは自軍同士だけでなく相手同士にも動かせる点を活かし、複数体へ散らして能動的にトレードラインを作りましょう。
中盤の厚みは、インク加速と継続補充で支えます。初動の安定化には魔法のほうき – イルミナの保守係や、置くだけで仕事をする図書室 – ベルへの贈り物、ドローの底上げ役魔法使いの呪文書が心強いところ。テンポを落とさず手数を維持できるため、マーリン/ミムの再展開にも余裕が生まれます。盤面に干渉しつつロアを刻みたい局面ではティポ – 育ち盛りの息子やラフィキ – 謎めいた闘士、序盤の受けを固めるならチェルナボーグの従僕ども – 邪悪の眷属が役立ちます。
重い脅威への回答は明快です。相手の大型や展開の要に触れるためにレット・イット・ゴー – LET IT GOを温存し、必要なときにだけ切る運用が基本線。インクブーストと歌シナジーで要求コストを無理なく満たせるため、ルビー/サファイアのビッグターンにもタイミングよく割り込めます。細かい手札補充はファシリエのたくらみ – FRIENDS ON THE OTHER SIDEやネコババ – ネコババで確保し、除去と展開のバランスを崩さないよう意識しましょう。
終盤の押し込みでは、アメジストの変身ラインと高耐久フィニッシャーを絡めます。盤面とインクが整ったらエルサ – 第5の精霊からの展開で圧を継続し、機を見てエルサ – 冬の精霊へとアクセスすることで、盤面制圧とクエスト速度の双方を高水準で維持できます。細かい探索・受け回しにはミッキーマウス – 名探偵も小回りの利く便利屋として覚えておきたいところです。
マリガンは「インク加速(ほうき/図書室)+王様の剣の片割れ(マーリンorミム)+序盤ブロッカー(従僕ども等)」が理想。相手がビッグ系ならレット・イット・ゴー – LET IT GOを残し、アグロ系ならマダム・ミム – ゾウ着地までの受け筋を最優先します。中盤はマーリンの効果を最大化するために偉大なる石像の龍や魔法使いの呪文書で手数を底上げし、終盤はエルサやゾウ+ベルのラインで盤面をロックして勝ちを拾いましょう。
細かなテクとして、相手の大型が立った返しに図書室 – ベルへの贈り物を経由して手札を整え、ミムでマーリンを回収→再設置の流れを作ると、実質的に1ターンで複数枚分の価値を発生させられます。除去が足りないと感じたら、ベルでカウンターを移して無理やり有利トレードを作る判断も忘れずに。状況判断でリソースとテンポの振り分けを変えられる柔軟さこそ、このデッキの勝ち筋です。