【セットチャンピオンシップ優勝】家系ぼっと選手
メインデッキ | 枚数 |
---|---|
ナラ – いたずら仔ライオン | 2 |
リロ – お願いごと | 4 |
デイジーダック – ドナルドの彼女 | 4 |
パスカル – ラプンツェルの親友 | 2 |
チェルナボーグ – 邪悪の化身 | 4 |
マレフィセント – 竜視眈々 | 4 |
うろたえるのじゃ! | 4 |
シンバ – 守護者の片鱗 | 4 |
ピグレット – プー海賊団の船長 | 4 |
知識と知恵の収集 | 4 |
アメジストのクロミコン | 4 |
ドナルドダック – 銃士隊の兵士 | 4 |
バルー – フォン・ブルーインヴァルト13世 | 4 |
ファシリエのたくらみ – FRIENDS ON THE OTHER SIDE | 4 |
やっと運が向いて来たわ | 4 |
マーリン – ヤギ | 4 |
40枚4枚16枚 | 60枚 |
「アンバー/アメジスト アグロ」は、1ターン目からロア値の高い軽量キャラクターを横に並べ、序盤から積極的にクエストして先手必勝で走り切るデッキです。特にデイジーダック – ドナルドの彼女、リロ – お願いごと、マレフィセント – 竜視眈々のセットは、このプランの中核です。理想形は1ターン目にデイジー、2ターン目にリロとマレフィセントを展開——開始2ターンでロア2のキャラクターが3体並び、以後の毎ターンのクエストが強烈な圧力になります。
マリガンでは、上記3種に加え、横並びの質を高める1コスト群——ナラ – いたずら仔ライオン、パスカル – ラプンツェルの親友、ピグレット – プー海賊団の船長、チェルナボーグ – 邪悪の化身あたりを優先します。相手が遅いと読めるなら、ロア加速役のデイジーやリロを最優先、相手が速いなら盤面干渉に寄せてナラやピグレットの比率を上げるのがコツです。
継戦力の要は護衛です。横並びで稼ぐロアを守るため、タイミングよくドナルドダック – 銃士隊の兵士をエグザート状態で着地させ、脆いアタッカーをチャレンジから庇わせます。しかも登場時に味方キャラクターのロア値を+1できるため、「先に並べた面でクエスト→ドナルドで上乗せ→護衛で保護」という勝ち筋を安全に通しやすくなります。補助枠ではシンバ – 守護者の片鱗や、手数を切らさないためのドロー基盤としてマーリン – ウサギ、ファシリエのたくらみ – FRIENDS ON THE OTHER SIDEが光ります。
手数維持の新エンジンがアメジストのクロミコンです。各プレイヤーがドローするため一見デメリットに見えますが、こちらは1~2コスト主体で手札を素早く吐けるため、追加ドローを実利に変換しやすいです。相手が重いカードを抱えやすいミッド〜コントロールなら差はさらに拡大。クロミコン起動ターンは「出せるものをすべて出す」が正解で、テンポを止めずに押し切ります。
細かなテンポ戦では小回りの利くトリックも駆使します。相手の計算を崩す軽妨害としてうろたえるのじゃ!、掘りにいきたい札があるときはやっと運が向いて来たわで一押し。サイズ勝負が厳しい相手には、使い回しの効く中型の厚みとしてバルー – フォン・ブルーインヴァルト13世を混ぜ、場持ちと打点を補います。
このデッキの「締め」は2本立てです。ひとつはクエスト以外でロアを得るギミック——たとえばマーリン – ヤギのような非クエスト獲得源を活用し、横並びしながら一気に詰めます。もうひとつはスペルによるラストスパート、知識と知恵の収集です。わずか2コストで2ロアを即時に加算できるため、「相手の全体除去が見えている」「盤面が薄くなった」などの窮地でも、想定外の到達点へ滑り込めます。インク不可の欠点は、軽さと勝ちに直結する即効性で十分に補えます。
立ち回りの指針は明快です。①1〜2ターン目でロア2持ちを複数体並べる(デイジー→リロ+竜視眈々)→②護衛(ドナルド)で守りながらクエスト継続→③手数が尽きそうならクロミコンやFRIENDS ON THE OTHER SIDEで補充→④届きそうな局面で知識と知恵の収集を叩き込む——この一直線のプランを崩さないことです。盤面の有利不利に一喜一憂せず、「次の自分のクエストで合計何ロア入るか」を常に数え、必要なだけの打点と護衛を確保して走り切りましょう。