【セットチャンピオンシップ優勝】りくちん選手
メインデッキ | 枚数 |
---|---|
チェルナボーグの従僕ども – 邪悪の眷属 | 2 |
マレフィセント – 竜視眈々 | 4 |
ロビン・フッド – 人気の無法者 | 4 |
ミッキーマウス – 守備的フードファイター | 3 |
マダム・ミム – ヘビ | 4 |
ミスター・スミー – マヌケなお仲間 | 4 |
先生 – 剛胆なる騎士 | 3 |
知識と知恵の収集 | 3 |
マダム・ミム – キツネ | 3 |
マーリン – カニ | 3 |
ローレンス – 妬み深い従者 | 4 |
ピート – リングのレフェリー | 4 |
ファシリエのたくらみ – FRIENDS ON THE OTHER SIDE | 4 |
図書室 – ベルへの贈り物 | 3 |
マーリン – ヤギ | 4 |
マーリン – ウサギ | 4 |
ロビン・フッド – シャーウッドの英雄 | 4 |
50枚7枚3枚 | 60枚 |
「アメジスト/スティール アグロ」は、低~中コストの高ロア値キャラクターを面で押しつけ、序盤からクエスト連打で一気にゴールを目指すデッキです。特にマレフィセント – 竜視眈々やミスター・スミー – マヌケなお仲間の「1回で2ロア」はゲームの加速装置です。相手の立ち上がりが鈍ければ、そのままロアレースを独走できます。
一方で、面を広げる戦略は全体除去に弱いのが定石でした。そこで鍵となるのがピート – リングのレフェリーです。着地ターンに盤面を整えつつ、次のあなたのターン開始までアクションを封じられるため、BE PREPAREDや剣をふるえ!、さらには乱闘のカウンターを受けずに全力展開できます。ピートを絡めた「展開→クエスト」2ターンサイクルを作ることが、このデッキの必勝パターンです。
序盤の要は耐久に優れた1コストのミッキーマウス – 守備的フードファイター。実質的な耐久+1で小型のチャレンジを受け止め、後続の2ロア持ちを安全にクエストへ送り出します。これにファシリエのたくらみ – FRIENDS ON THE OTHER SIDEや知識と知恵の収集で手札を循環させ、インクに置く札と場に投下する札を明確に分けてテンポを失わないようにします。
中盤以降、サイズ負けしやすい時間帯にはロケーションが頼もしい相棒です。図書室 – ベルへの贈り物は意思力8の堅牢さで毎ターン1ロアを供給しつつ、上のキャラクターが退場しても1ドローで損失を補填します。相手から見ると「除去すれば手札が増え、放置すればロアが増える」という二択を迫られるため、あなたは常に得をしやすくなります。
継戦力の補強には、定番のマーリン – ウサギに加えて「星々の輝き」から先生 – 剛胆なる騎士が参戦します。軽量カードが多い本構成では手札を吐きやすく、先生の「手札を捨てて引き直す」デメリットが目立ちにくいどころか、リフレッシュとして機能します。場とロアで優位を築いたら、先生でリソースを補給してさらに押し込みましょう。
細部の立ち回りも重要です。相手の全体除去レンジ(インク総量や手札)を常に意識し、ピート – リングのレフェリーの盾があるターンに面を最大化、盾が切れるターンは図書室 – ベルへの贈り物に避難させるなど、被害を最小化します。クエストとチャレンジの比率は「2ロア持ちは極力温存、役割を終えた小型で当たりに行く」が基本です。
メタに応じた差し替え案として、横押し力を底上げするチェルナボーグの従僕ども – 邪悪の眷属や、詰めの打点とドローを兼ねるロビン・フッド – 人気の無法者/ロビン・フッド – シャーウッドの英雄、柔軟なサイズ調整にマダム・ミム – ヘビやマダム・ミム – キツネを検討すると良いでしょう。これらはゲームテンポを損なわずに盤面主導権を取り返す手段として機能します。
総じて、本デッキは「面の維持→クエストの反復→アクション封じで安全確保」という勝ち筋が明確です。序盤はミスター・スミー – マヌケなお仲間とマレフィセント – 竜視眈々で加速し、中盤は図書室 – ベルへの贈り物で継続得点と手札補充、要所でピート – リングのレフェリーを差し込みます。先生と各種ドローで息切れを防ぎ、20ロアまで一直線に駆け抜けていきましょう。